↑前回の記事で二人三脚ヒーリング・べーシックを受けた方からいただいた「便秘が楽になった」というご感想を紹介しました。
便秘にも効果的だとすれば、それは不眠症にも効果的だということを意味します。
なんでいきなり不眠症が出てくるの!?と思うかもしれませんが、実は便秘と不眠には「共通点がある」のです。
それは、どちらも「交感神経」が優位になり過ぎている人に共通して起こる症状ということです。
交感神経と副交感神経
聞いたことがる方も多いと思いますが、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの異なる神経系があります。
アクセルとブレーキで例えると、交感神経がアクセル。副交感神経はブレーキと言えます。
副交感神経は、「排便」や「睡眠」をコントロールしています。
これは例え話ですが、車でガンガンスピードを出して走っている時(交感神経優位)は緊張感もありますし、それに伴うストレスも感じてますから、そんな状態ではゆっくり眠ることも、気持ちよく排便することもできませんよね?
一方で、ちゃんとブレーキをかけて車を停めて(副交感神経優位)、リラックスした状態であればゆっくり眠れますし、排便する余裕も出てくるというものです。
このように、便秘も不眠症も原因を掘り下げると「交感神経が優位になり過ぎている」という同じ問題に行きつくわけですね。
現代人の多くは、交感神経優位な状態が慢性化している
実際、大抵の現代人は交感神経が優位になっていて、副交感神経を高めることが苦手です。
「副交感神経を高める=リラックスする」と言い換えてもいいのですが、満員電車に揺られながら、仕事しながら、家庭にいながら、常に何かしらのストレスにさらされている人が多いですからね・・
交感神経が優位にってしまうのも当然かもしれません。
交感神経が優位になっている状態とは
ちなみに、参考までに交感神経が優位になると具体的にどんなことが起こるのかを解説しておきます。
まずは血管が収縮し細くなります。
ホースが細くなると水圧が高くなるように、血管が細くなると血圧が高くなり、心拍数も増えます。
この状況では、ゆっくり寝れるわけないですよね・・不眠症になるのも当然です。
そして血管が収縮した状態が長く続き、血流の量が減ると、手足の冷えや内臓機能の低下を引き起こします。
この時に、特にネガティブな影響を受けるのが「腸」です。
腸は血管がとても多いので、血流が低下した時の影響を受けやすく、便秘や下痢などが起こりやすいわけですね。
卵巣へのネガティブな影響
余談ですが、交感神経の乱れから、卵巣への血流量が減少することも多く、その場合は当然、卵巣機能も低下します。
卵巣から分泌されるホルモンの分泌量も減るので、いわゆるホルモンバランスが乱れた状態になる可能性が高くなります。
ということで、便秘や不眠症、最後は卵巣機能の低下の話も出てきましたが、これらの問題に共通する原因は交感神経が優位になり過ぎているということです。
当然ながら、この状況を改善するためには「副交感神経を高める」ことが必須で、それは二人三脚ヒーリングが得意としていることでもあります。
感想を見てもらうとわかると思いますが「睡眠の質が上がった」という方がとても多いですからね。
寝れるということは、副交感神経が活性化したという証拠です。
ちなみに、いつもおすすめしている「半身浴や湯たんぽによるセルフケア(頭寒足熱・冷えとり健康法)」も副交感神経を高める効果があります。
そういう意味では、僕の施術も、僕が提案しているセルフケアも、大まかな意味では副交感神経を高めることを目的としたものといえるかもしれませんね。