- 気って何?
- 気功とは?
- 気の流れを良くすることが大切って言うけれど、それって具体的にどんな状態のこと?
といった疑問をお持ち方に向けて、プロの気功師が東洋医学特有の難解な言葉や表現を使わずに、できるだけ現代人にもわかりやすく理解できるように解説していきたいと思います。
・菊地勇介 気功師歴 約16年(一番の趣味は、気功について考え、気功の練習をすること)
・東京 渋谷区 代官山にて、手当て整体 菊地屋を経営
・毎週、約400人(2020年10月の時点で)の方に向けて、二人三脚ヒーリング「ベーシック」と「ノラジカ」という、同時一斉遠隔ヒーリング(ずっと無料)を行っている。
目次
気とは?気功とは?東洋医学特有の難しい表現を使わずにわかりやすく解説
クライアントさんからも、たまに「気ってなんなんですか?」と聞かれることがあります。
とても抽象的な概念ですし、正直、プロの気功師でもわからないことだらけなので、なかなか説明が難しいのですが・・
できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。
まずはじめに、気についての一般的な考え方をお伝えしてから、僕なりの見解をお伝えしていきたいと思います。
気とは?
一般的には「気とは=生命エネルギー」のことだと考えられています。
生命エネルギーとは、文字通り「生命を維持するためのエネルギー」です。
つまり、そのエネルギーが減ったり、流れが悪くなるということは「生命力の低下」を意味することになり、その結果、病気になりやすくなってしまう・・と考えられています。
気=生命を維持するためのエネルギー(生命力)が強い人は、病気になりづらかったり、病気を治しやすかったりすると考えられているため、気の量を増やしたり、気の流れを循環させることが病気を改善する秘訣だとされています。
こういった気=生命エネルギーという表現は、多くの人が使っているものですし、僕も概ねその通りだと思うのですが、残念ながら抽象的過ぎて一般の方に理解してもらうのはなかなか難しいのではないかと思います・・
そこで、一般の方にも多少は理解してもらいやすくなるように、僕なりの考えを解説していきたいと思います。
※とはいえ、気はとても抽象的な概念なので、どうしても抽象的な表現になってしまうことはご理解ください。
気とは情報のこと?
クライアントさんから「気ってなんなんですか?」と聞かれた時、僕は「気というのは情報のことですよ。」とお答えしてます。
なぜなら、「気」という抽象的で曖昧な表現を「情報」と置き換えて考えたほうが、現代人には納得しやすい気がするからです。
情報、つまりインフォメーションのことですね。
実際、気=情報と置き換えると、いろんなことがしっくりくるのです。
気の滞り=情報伝達の滞りと考えると、それが病気につながる原因がわかりやすくなる
人間の心と身体が正常に機能するためには、あらゆる情報が滞りなく伝達されている必要があります。
例えば、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感からインプットされた情報を脳が適切に処理し、それに適切に反応することでぼくたちは考え行動することができるわけですが、もし突然、五感からインプットされる情報の50パーセントが遮断されてしまったとしたらどうなると思いますか?
なかなか想像が難しいかと思いますが、世界の見え方、認識の仕方が全く変わってしまうのでしょうし、情報量が急に激減して、相当大変な思いをするはずです。
血液やリンパ液も抽象化してみれば情報と捉えることができるわけですが、血液やリンパ液という情報の流れが滞ってしまうと病気になりやすくなってしまいます。
もっとミクロの世界では、一瞬一瞬、細胞同士の間で情報が伝達されているわけですが、そういった繊細な情報伝達が滞ってしまってもやはり病気になる可能性が高くなってしまいます。
心も情報
心も情報と捉えることができます。
記憶の集合体が心だと考えれば、記憶というデータは情報そのものですからね。
仮に、心=情報と仮定した上で、昔体験した最悪の出来事をずっと忘れられずに、過去の情報に縛られ続けている状態を考えてみましょう。
かなり苦しそうですよね・・
身体と同じで、心も活発に代謝(変化)しているほうが健康を保てるものなのですが、過去の情報(記憶)に縛られていると、心の中の情報が固定されて変化しづらい状況になってしまいます。
これは身体なら新陳代謝が滞っている状態なので、この状態が続くと心の病気になってしまう可能性が出てきてしまうんですね・・
一般的に頭が固い人、つまり価値観(心)の変化が少ない人は病気になりやすく、価値観が柔軟な人は健康なことが多いと言われるのも、心の新陳代謝の問題が関連していると考えられます。
心の新陳代謝を良くするためには、さまざまな価値観や情報をインプットすることが大切です。
気の流れが良い状態とは、心と身体の情報が滞りなく伝達されている状態
つまり、心も身体も、常に変化している(情報が滞りなく伝達されている)状態が好ましいということですね。
いかがでしょう。
「気の流れが滞ると病気になっちゃいますよ」と言われるよりも、「心と身体も抽象化すれば全ては情報に過ぎないので、心身の情報伝達が滞ると病気になりやすくなりますよ」と言われたほうが、現代人としては納得しやすいのではないでしょうか。
気功とは
気=情報と置き換えてみれば、気功とは「情報をコントロールする技術」といえます。
気功の技術を鍛錬していくことで、血液やリンパ液といった情報の流れや、自律神経やホルモンなどの神経伝達物質の情報の流れをスムーズにしたり、心(記憶情報の集合体)の情報をポジティブに書き換えることがうまくなっていきます。
あえて無理矢理、現代的な言葉に変換すると、気功師とはクライアントさんの心と身体の情報に外部からアクセスできるハッカー※のような存在といえるかもしれません。
※ハッカーと言っても、もちろん悪い意味ではありません。無理矢理現代的な言葉に変えるとすればハッカーっぽいかなと。良いハッカーですけどね。
内気功と外気功
気功は大まかに「内気功」と「外気功」に分類されます。
内気功とは自分自身で気の状態=情報の状態を良くする技術で、外気功とは、文字通り、外(他者)に気功で働きかける技術のことです。
僕が行っている対面施術も遠隔ヒーリングも、外気功に含まれます。
まとめ
〇気=情報
〇気の流れ=情報の流れ
〇五感からインプットされる情報伝達に不備があったり、血液やリンパ液という情報の流れが滞ったり、心の中の情報の新陳代謝が悪くなったりすると、病気になりやすくなってしまう
〇心も身体も、常に変化している(情報が滞りなく伝達されている)状態が好ましい
〇気功とは、情報をコントロールする技術
〇内気功とは、自分自身で気の状態=情報の状態を良くする技術
〇外気功とは、外(他者)に気功で働きかける技術のこと
おまけ・なぜ東洋思想では「今を生きる」ことを重視するのか
仏教を代表とする東洋思想では、過去や未来ではなく、常に現在(今)に意識を向けて生きることが大切だといわれています。
それはおそらく、現在は常に変化しているからだと思います。
変化している現在に意識を向け続けていれば、それに合わせて心も常に変化していることになりますからね。
とにかく、心も身体も滞らないようにすることが大切なのです。
ということで、気や気功について、できるだけ現代人にもわかりやすくお伝えするために「気=情報」と置き換えて解説させていただきましたがいかがだったでしょうか。
この考え方は絶対的なものではないですし、気の世界に正解はありません※ので、あくまでも一つの仮説として参考程度に受け止めてもらえればと思います。
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